ほんのり甘いふわふわの皮に、ジューシーな餡がぎっしり。
関西を訪れたなら一度は味わいたい、ご当地グルメの代表格といえば――そう、豚まん!
そしてその代表的存在が、言わずと知れた「551蓬莱」。
新大阪や難波の店舗では、あの赤いパッケージを手に行列に並ぶ観光客の姿も日常の風景。
東京・池袋に出店した際には、なんと最長90分待ちの大行列ができたほどの人気ぶりです!
でも、スーパーで見かける「蓬莱本館」の豚まんも気になりませんか?
551蓬莱と蓬莱本館……名前はそっくりだけど、いったい何が違うの?
「同じ会社なの?」「味は一緒?」「カロリーは?」
そんなモヤモヤをスッキリ解決すべく、今回はこの2つの“蓬莱”の正体を徹底調査!
読み終わるころには、きっとあなたも豚まんを食べ比べてみたくなるはずですよ♪
それではさっそく、蓬莱ワールドの扉を開いていきましょう!
「551蓬莱」と「蓬莱本館」は別のお店?実は“のれん分け”の関係だった!
「名前が似てるけど、551蓬莱と蓬莱本館って同じお店なの?」
そんな疑問を持ったことがある方、きっと多いのではないでしょうか。
結論から言うと別物です!
その答えは、蓬莱本館の公式サイトでもしっかり明記されています。
(公式ページ:https://www.horaihonkan.co.jp/qanda/index.html)
もともとは「蓬莱」というひとつの会社としてスタートしていたのですが、
昭和39年に創業者3名がそれぞれ独立し、次のように分かれたのだそうです。
- 「蓬莱本館」
- 「蓬莱別館」
- 「株式会社 蓬莱(通称:551蓬莱)」
いわゆる“のれん分け”ですね。
これにより、今のように551蓬莱と蓬莱本館という2つのブランドが誕生したわけです。
そしてこの2社、ルーツこそ同じとはいえ、
商品の作り方・味・販売方法までまったく異なる独立企業なんです!
「じゃあ、味もけっこう違うの?」と気になるところですが、
そのお話はこのあと詳しくご紹介しますので、お楽しみに!
ご当地グルメの背景には、こうした知られざるドラマがあるのもまた面白いですよね♪
「551」ってどういう意味?その名前に込められた意外なルーツとは?
“蓬莱”という名前は、中国語で「桃源郷」=理想郷を意味する言葉。
それだけでもちょっとロマンを感じますが……さらに気になるのが、「551」の数字の意味。
「なんで551?」と思ったこと、ありませんか?
実はこの由来、551蓬莱の公式サイトにしっかり掲載されているんです!
(公式ページ:https://www.551horai.co.jp/company/company2.html)
そこには、思わず「なるほど〜」とうなずいてしまう、3つの理由がありました。
① 覚えやすくて、世界でも通じる名前にしたかった!
当時の会長だった羅 邦強(ら ほうきょう)さんが、お店の名前をもっと親しみやすく、覚えやすくしたいと考えていたとき、
ふと目に留まったのが「555(スリーファイブ)」という外国製のタバコの箱。
そこから「数字っていいかも!」とひらめき、
“数字なら万国共通。どこの国の人でも読みやすいし覚えやすい”という理由で、店名に数字を取り入れることを決めたそうです。
② 電話番号が「64-551」だったから!
なんと、当時のお店の電話番号が〜64-551〜だったことも由来のひとつ。
まさか電話番号がそのままブランド名に生きるなんて、なんだかおもしろいですよね。
③ 「味もサービスもここがいちばん!」という願いを込めて
そしてもうひとつ、「ここ(5)で、ここ(5)が、いちばん(1)」というメッセージ。
「味もサービスも、すべてでいちばんを目指そう!」という想いが込められているそうです。
こうして誕生した「551」の名前。
今ではすっかり関西のソウルフードの象徴として、誰もが知る存在に。
何気なく目にしていたあの数字にも、
こんなストーリーが隠れているなんて面白いですよね!
旅行中に立ち寄るお店の背景を知ることで、
その一皿がもっとおいしく、もっと記憶に残るものになるかもしれませんよ♪
豚まんと焼売、味もカロリーも違う?551蓬莱と蓬莱本館を徹底比較!
大阪グルメの定番といえば、やっぱり豚まん。
その中でも圧倒的な知名度を誇る「551蓬莱」と、スーパーなどで見かけることが多い「蓬莱本館」。
実はこの2つ、商品はすべて手作業で作られているにもかかわらず、味や作り方がまったく違うんです!
そこで今回は、実際に豚まんと焼売を食べ比べてみた感想と、気になるカロリーの比較までご紹介します!
「豚まんの皮」の違いを食べ比べ!
まず最初に感じたのが、皮の違いでした。
「551蓬莱」の豚まんは、もっちりとした厚めの皮が特徴。
ふっくらと甘みがあり、そのままでもおいしく食べられるほど、存在感のある皮です。
これこそが、551蓬莱の大きな魅力と言えるでしょう。
一方「蓬莱本館」の豚まんは、ふんわり軽やかなパンのような食感で、甘みは控えめ。
皮はやや薄めで、あっさりとした味わいです。
どちらが好みかは完全に分かれそうですが、個人的には551蓬莱の皮の甘みがクセになる美味しさでした。
中の具もまったく違います!
次に気になる中身、つまり餡の部分。
「551蓬莱」は、豚肉と玉ねぎだけのシンプルな具材。
その分、肉の旨みがダイレクトに伝わってきて、食べ応えも抜群。
玉ねぎの甘みも加わって、どこか懐かしい味わいです。
対して「蓬莱本館」の豚まんは、玉ねぎの他にしいたけなども入ったバランス重視タイプ。
味に奥行きがあり、玉ねぎのシャキッとした食感がアクセントになっています。
ガッツリこってり派なら551蓬莱、あっさりとした味が好みなら蓬莱本館がおすすめです。
焼売も違いアリ!
焼売もまた、それぞれの個性がしっかり出ていました。
「551蓬莱」の焼売は、肉の旨みがしっかりと感じられる濃厚タイプ。
一口でガツンと満足感を得られます。
一方「蓬莱本館」の焼売は、肉の風味を活かしつつも比較的あっさりとした味付けで、
ジャンボ焼売にすると食べ応えはありつつも優しい味わいが楽しめました。
カロリーもチェック!
気になるカロリーも調査してみました。
【豚まん】
551蓬莱:325kcal
蓬莱本館:318kcal
【焼売】
551蓬莱:112kcal
蓬莱本館:106kcal(ジャンボ焼売)
※通常サイズの焼売は42kcal
カロリーはどちらも大きな差はなく、ほんの少しだけ551蓬莱の方が高めといった印象です。
それだけ具がぎっしり詰まっている証拠かもしれませんね。
まとめ
今回の調査を通して分かったのは、551蓬莱と蓬莱本館はルーツこそ同じでも、今やまったくの別物だということ。
名前が似ているからといって同じ味だと思っていた方は、きっと驚かれたのではないでしょうか?
味も見た目も、そしてお店のスタイルもそれぞれに違いがあり、
それぞれの「おいしさ」がちゃんと個性として光っています。
関西にお住まいの方はもちろん、観光や出張で関西を訪れる方も、
ぜひ一度、両方の豚まんと焼売を食べ比べてみてください!
「今日はがっつり派の551蓬莱にしようかな?」
「いや、今日はふわっと優しい蓬莱本館にしようかな?」
なんて迷う時間も、旅の楽しみのひとつになるはずです。
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